この地は,あちらこちらに落とし穴がある。感じとしては,ちょっとした子供のいたずら。それ以上でも,それ以下でもない,ので,対処に困りますな。
最近はちょいと見には異常がないコードを使う,ブラウザクラッシュテクニックがいくつか報告されている。「クラッシュIE 5」は配置されたボタンを押すと,CPUの使用率が100%になり,インターネットエクスプローラーを強制するしかなくなる。「スマッシュ・ネットスケープ」もボタンを押すと,マック版も含めたネットスケープ・コミュニケーターがクラッシュする。
簡単な一行で,OSをクラッシュさせることができるCONCON問題が,パッチ配布で一段落したと思ったら(ZDNet Newsの記事),こちらの報告も興味深い。「クラッシュIE 5」は,フォームボタンを押し,スタイルシートでウインドウを描画するときのクラッシュ。これでブラウザは強制終了となる。「スマッシュ・ネットスケープ」(ソースコード)はマック版のネットスケープにも効果がある。これも,レイヤーとフォームを組みあわせた感じで,異常さは感じられない。両方とも,一般的なHTMLを持ち寄ったという感じなので,知らなければ,これでどうこうなるとは思わない。不思議だなぁ…。
人が多く集う掲示板などでは,OSやブラウザをクラッシュさせるページへのリンクがそこここにあったりする。いちいち腹を立てててはきりがないほど。最近では,そのアドレスに行って安全かどうか判別するソフトまであるそうで…。落とし穴は誰でも簡単に作れる。それに落っこちてしまう人もいる。それを笑う人もいる。だが,アクティブXやJAVAほどの恐ろしさもなかったりする。笑ってすませる余裕が,必要ですかね,こればっかりは。
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